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「IWC 2012」メダル受賞酒決定!

2012 05.31

お気に入りのお酒は入りましたか?

 

金メダル受賞酒

ワインのコンペティションとしては世界最大規模にして最高権威とされる「IWC〜International Wine Challenge 」。そこに、Sake部門が開設されてから6年目となり、注目度もますます上がっています。そんな中、東日本大震災の影響で輸出の手続きが煩雑な状況のため、6年目にして、初めて、日本で審査が行なわれました。

審査結果発表会場(日本酒造会館)。左から、日本酒造青年協議会の新会長となった「蓬莱泉」関谷醸造の関谷健さん、IWCのオーナーでマネージング・ディレクターのアンドリュー・リード氏、日本酒部門審査の責任者であるサム・ハロップ氏、イベント・ディレクターのクリス・アッシュトン氏。

 

審査は虎ノ門にある「日本酒造会館」で2日間に渡って行なわれました。

国内開催ということもあり、これまでで最多となる292蔵689銘柄が出品し、激戦となりました。5部門で争われるその内訳は、【純米酒】が147蔵169銘柄、【純米吟醸酒・純米大吟醸酒】が192蔵246銘柄、【本醸造酒】が53蔵54銘柄、【吟醸酒・大吟醸酒】153蔵170銘柄、【古酒】が48蔵50銘柄。輸出手続きが不要で出品しやすい、ということもありますが、それだけ浸透しているということでもあり、昨年の約1.5倍の出品数となったそうです。

今回の審査は、日本人19人、日本人以外19人という計38人の審査員によって29・30日に行なわれました。

審査の様子も見学させていただいたのですが、7組に分かれて、689銘柄の中から担当するお酒を判定していく、というもの。これはワインのやり方だそうで、銘柄名を隠したボトルから各自でワイングラスついで利き酒をし、チーム全員が一通り利き終わったところで、ディスカッションし、チームリーダーが意見をまとめて判定を下していくのです。

チームリーダーを務めた日本酒ジャーナリストのジョン・ゴントナーさんも真剣な表情です。

日本語、英語が飛び交う中を歩いていると「これは・・はあるけど、・・なのが気になる」とか、「……そうか、今回は、その主張を尊重するよ」「じゃ、これはCでいいね」とか……。活発に意見を戦わせている場面も見受けられました。

初日の夜には懇親会が開かれ、これまで叙任された酒サムライの方々や、各省庁の関係者の方々が多数みえていました。

前回の金メダル受賞酒
左から、関谷健さん、酒サムライコーディネーター兼 IWCアンバサダーの平出淑恵さん、酒サムライ ロンドン代表 兼 IWCアンバサダーの吉武理恵さん、日本酒造青年協議会前会長・酒サムライ本部IWC担当の「王紋」市島酒造・市島健二さん。

3日目の結果発表では、総評として、「とても質が上がっている」という感想と共に、ワインが2週間かけたのに対し、出品数の差はあれ、2日間で判定しなければならないのは、かなりたいへんなことだったとも。

今回は、特別措置として日本で行なったものだが、今後も選択肢の一つとして考えられないことではない、とも話しておられました。

 

今後の予定としては、6月15日の日本酒造青年協議会、及び酒サムライ事務局で「日本酒フェア」に「IWC」日本酒部門金メダル受賞酒を紹介、販売するブースを開設。6月20日にトロフィー受賞酒を発表(酒サムライホームページ上)。9月11日(ロンドン時間)には、各賞の表彰、及びパーティーが行なわれる「IWCアワードディナー」で『チャンピオンsake』も発表され、表彰が行われます。 11月には、日本で、ワインを含めた受賞酒の試飲イベントも予定されているとのことです。

==金メダル受賞酒==

【純米酒】
・「大信州 N.A.C 浜農場」(大信州酒造㈱/長野県)
・「本洲一 無濾過純米酒」((名)梅田酒造場/広島県)
【純米吟醸酒・純米大吟醸酒】
・「北雪 純米大吟醸 越淡麗」(㈱北雪酒造/新潟県)
・「純米吟醸 雪の茅舎」(㈱齋彌酒造店/秋田県)
・「秘伝山廃 雪の茅舎」(㈱齋彌酒造店/秋田県)
・「大信州鑑評会出品仕込壜囲い純米大吟醸」(大信州酒造㈱/長野県)
・「天山 純米吟醸酒」(天山酒造㈱/佐賀県)
・「梵 夢は正夢」((資)加藤吉平商店/福井県)
・「純米吟醸酒 飛露喜」((資)廣木酒造本店/福島県)
・「福寿 純米大吟醸 黒ラベル」(㈱神戸酒心館/兵庫県)
・「くろさわ 純米吟醸2009」(黒澤酒造㈱/長野県)
【本醸造】
・「本醸造 妙高山」(妙高酒造㈱/新潟県)
【吟醸酒・大吟醸酒】
・「大吟醸 福小町」(ナショナル物産㈱木村酒造事業部/秋田県)
・「越の誉 大吟醸」(原酒造場㈱/新潟県)
・「燦欄 大吟醸」(㈱外池酒造店/栃木県)
・「燦然 大吟醸 原酒」(菊池酒造㈱/岡山県)
・「松の寿 大吟醸原酒 源水点」(㈱松井酒造店/栃木県)
【古酒】
・「熟成古酒 飛騨の華 酔翁」(㈱平田酒造場/岐阜県)
・「東光 秘蔵古酒 生もと本醸造原酒」(㈱小嶋総本店/山形県)
・「華鳩 貴醸酒8年貯蔵」(榎酒造㈱/広島県)
・「賀茂泉 純米吟醸永年古酒1997」(賀茂泉酒造㈱/広島県)
・「山吹 ゴールド」(金紋秋田酒造㈱/秋田県)

 

「IWC 2012」メダル受賞酒決定!

written by伝々

【伝々(でんでん)】こと、ライターの伝農(でんのう)浩子です。 音楽雑誌編集部や旅行を扱う編集プロダクションを経てフリーランスに。 国内外を扱うガイドブックで取材スタッフを続けた後、人物インタビュー、中でも日本に住み日本の伝統文化を継いでいる外国人、日本の伝統文化を海外に広めている人などを、また、ビアトリクス・ポターと「ピーターラビット」シリーズなどをテーマに取材、執筆、撮影。 その一方で、1993年から、ある日本酒の会の試飲会を手伝い、幸せそう〜に帰っていく人たちを見送ってきました。数年前からは、日本酒を取り巻く状況もテーマとなっています。 *****過去記事***** 日本酒関係  日本酒以外

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