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『能登町アッビナメント』に参加してきました!

2016 04.06

石川県「奥能登の日本酒×神社」から日本文化を識(し)る旅を企画している『聖地巡盃 能登杜氏のふるさと』が「奥能登の日本酒×食材×イタリアン」を提案するランチイベント「能登町アッビナメント」を実施しました。

 

「能登町アッビナメント」は、能登の海の幸、山の幸をふんだん使ったイタリアンとともに、ワイングラスで能登町の地酒を味わうイベントで、2月28日と29日に金沢国際ホテルの「Ristorante IL PUNTO(リストランテイルプント)」で開催されました。ちなみにAbbinamento(アッビナメント)とは、イタリア語で、料理とワインの「優れた組合せ」を意味します。

日本酒は、能登町の数馬酒造さん(宇出津)、鶴野酒造店さん(鵜川)、松波酒造さん(松波)より提供されました。それぞれの蔵に同レストランのシニアソムリエである塩士さんが直接足を運び、イベントで出すお酒を決定されたそうです。まさに珠玉の一酒!

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贅沢なのはお酒だけではありません。当日のメニューは、レストランの宮北料理長が能登の食材に合わせて考案したオリジナルのコース料理!前菜からスパゲッティ、お肉料理、そしてドルチェに至るまで、能登自慢の食材尽くしとなっていました。それぞれのメニューとお酒をご紹介します!

 

◆アミューズ◆

 

「鱸(すずき)のカルパッチョ、昆布の旨味と深層水のジュレ」

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「竹葉 大吟醸袋しぼり 無濾過生原酒」

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新鮮でぷりっぷりな歯ごたえの鱸に、ふんわりと香る昆布のジュレが相性抜群!添えられたオリーブオイルの風味が効いています。こちらに合わせる「竹葉 大吟醸袋しぼり 無濾過生原酒」は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2016」で金賞を受賞した実力者。キレのよい大吟醸と料理のアッビナメントは◎でした!

 

今回のイベントのお魚は、能登で定置網漁業を営む日の出大敷(ひのでおおしき)さんが提供くださったものです。船上で活〆をしたお魚なので臭みも無く、お魚の身本来の甘さを味わえるとのこと。確かに、身には毛細血管の跡もなく澄んだ白色をしていました。噛むほどに旨味が出てきて、鱸らしいほんのりとした風味が絶品でした。魚本来の味ってこれだよ…!と感動せずにはいられません。

 

 

◆3種の魚介前菜盛り合わせ◆

 

「鰯の低温蒸し、ニンニクパン粉の板とケッパーのペースト」(写真奥)

「岩蛸とドライトマト、オリーブのマリナート」(写真右下)

「槍烏賊とサルデーニャ産ボッタルガ、プンタレッレのインサラータ」(写真左下)

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「竹葉 大吟醸袋しぼり 無濾過生原酒」

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新鮮な魚介を使った、彩り豊かな前菜三種盛り。私は特に鰯と「竹葉 大吟醸袋しぼり 無濾過生原酒」との組合せがお気に入りでした。低温で蒸した鰯は、とても新鮮なので臭みが無く、ふわっとした柔らかい身に驚きます。香ばしいにんにくとケッパーの風味を楽しんだあとにお酒をいただくと、フルーティな吟醸香が鼻を抜けて料理の旨さを引き立たせてくれました!う~ん、おいしい!

 

◆スパゲッティ◆

 

「スパゲッティーニ 能登産天恵菇(てんけいこ)とグアンチャーレのラグー」

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「谷泉 特別純米 無濾過生原酒」

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本年度が初出荷となる能登産の天恵菇(てんけいこ)とよばれるしいたけを使ったスパゲッティ。料理が出てきた瞬間、部屋中が良い香りに包まれました…!天恵菇は、一切れ口に含んで噛むとはね返ってくるほどの弾力。スパゲッティを食べてから「谷泉 特別純米 無濾過生原酒」をいただくと、お米の甘みによって天恵菇の旨味をより感じられました。お酒と合わせることで、それぞれの良さがより際立ちますね。この相乗効果は素晴らしいです…!口の中も、鼻を抜ける呼吸も、どれも幸せを誘います。

 

◆メイン◆

 

「能登牛ばら肉の赤ワイン煮込み、パルミジャーノレッジャーノのリゾット添」

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「大江山 復刻版純米酒」

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能登牛と日本酒!まずその組み合わせに驚きましたが、シニアソムリエの塩士さんによると、お肉とお酒を合わせるときには酸味が重要なのだとか。能登町のお酒もしっかりとした酸を感じるお酒なので、お肉との相性もいいんですね。熟成させた能登牛の乳酸とお酒の乳酸が互い引き合うので、お酒を飲んでお肉を食べて、を繰り返すと旨味が互いに引っ張り合うのだそうです。確かにお酒がお肉の味を引き立てていました。お肉もしっかり煮込まれていてほろほろです。そして皆さんご存知のパルミジャーノレッジャーノ。チーズと日本酒の相性は既に知られるところですが、リゾットにすることでお米の甘みも引き立っていました。旨し。

 

そして、このお酒を味わう時の塩士さんのこだわりがグラス。今回、「大江山 復刻版純米酒」のために準備されたワイングラスは厚口でした。コクや旨味をより楽しむために、厚手でのもので提供くださったそうです。お酒を余すところなく味わってほしい、という塩士さんの想いが伝わってきますね。この「大江山 復刻版純米酒」は個性の強い料理にもよく合うそうですよ。

 

◆ドルチェ◆

 

「パンナコッタ、カラメルソース ブルーベリーのジェラート」

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「大江山 にごり酒 波の花」

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実は塩士さんイチオシの組合せがこちらのパンナコッタと「大江山 にごり酒 波の花」。パンナコッタとは、卵白できっちり焼き固めた生クリームのプリンのことで、ねっとりとした食感が特徴です。このねっとりとした口あたりを残したまま、クリーミーな波の花をいただくと、お酒の甘みがぐっと引き立ちます。甘いものに甘いものを合わせるのは少し驚きでしたが、これはたまらない組み合わせです。大きめのスプーンでたっぷりとパンナコッタを頬張り、やわらかな口当たりの波の花を流し込む幸せと言ったら…!そしてカラメルソースとの相性もかなり良いです。香ばしさともマッチする波の花とは一体…!他にもきっと合うものがあるんでしょうね。

 

以上、盛りだくさんのお酒と料理に、すっかりいい気持ちになりましたが、今回のイベントで、改めて能登の魅力を実感しました。こだわりの食材や各蔵自慢のお酒。生産者の皆さんが雄弁に語る姿は大変ステキで、能登が大好きになりました。

そして、こんな風にお酒と料理を合わせると良いんだ!という新たな日本酒の可能性に気づくイベントとなったと思います。日本酒は本当に奥が深いですね。

 

能登に溢れるたくさんの魅力を、現地に行って直接感じてみたいなぁと思いました。

もし次があるなら、ぜひ能登で!

 

「聖地巡盃 能登杜氏のふるさと」では今後も能登の日本酒をはじめとする美味しいところ、素晴らしいところをいろいろな形で発信していきます!最新情報はfacebookページで随時発信していきますのでぜひ!「いいね!」をお願いします。

 

■聖地巡盃能登杜氏のふるさと公式facebookページ

https://www.facebook.com/seichijunpai.noto/?ref=hl

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●参加者インタビュー

 

《金沢美術工芸大学2年生 高井良さん》

日本酒が好きになるイベントでした。普段はあまり日本酒を飲まないのですが、蔵元の方から酒造りストーリーや想いなどを直接伺うことで、より日本酒を楽しめたと思います。スパゲッティと谷泉の相性が特によかったです。グラスも料理に合わせて変えてあったので、より香りを楽しめたと思います。波の花とパンナコッタのアッビナメントも良く考えてられるなぁと感じました。もっといろんな日本酒を楽しんでみたいです。

 

《金沢美術工芸大学2年生 東郷さん》

ゆっくりと時間が流れる楽しいイベントでした。デザートと日本酒を合わせることがなかったので、波の花とパンナコッタとのアッビナメントが意外でした。とても美味しかったです。能登のお酒といってもそれぞれ特徴が表れていて楽しめましたし、造り手がどういう想いで酒造りをしているか知ることで、よりお酒を楽しめたと感じます。

 

《飲食店向けの紹介サイト運営プロデューサー 山下さん》

日本酒とイタリアンが意外と相性が良く驚きました。魚が好きで、よく能登に行きますが、活〆された魚は初めて食べました。とてもぷりぷりで美味しかったです。お酒もお料理も楽しめる良いイベントでした。このように地元の食材や地酒を楽しめるようなイベントにはまたぜひ参加したいですね。

 

《和食店経営 西島さん》

良いイベントだと感じました。ただ、もう少し贅沢をいうのであれば、アッビナメントを楽しむのが目的ならあえて合わないお酒も出して、自分で確かめるような仕組みがあるともっと楽しめたかもしれません。自分なりの正解を自分で探していくというのも面白いですよね。それぞれ好みもあると思いますし。ベストマッチングです、と出されるものももちろん良いですが、参加者にも遊びがあるともっと楽しめると思いました。

 

【聖地巡盃能登杜氏のふるさと広報担当 橋本 記】

 

『能登町アッビナメント』に参加してきました!

written bysakefan特派員

日本酒業界を日々応援し続ける「sakefan」。 今日も日本全国の蔵元さんを応援すべく、たくさんのメンバーが東に西にと駆け巡っています。 そんな彼らが、全国の蔵元さんの「最旬レポート」を日本酒ファンの皆さんにお届けしようと立ち上がりました! 名付けて 「sakefan(なんちゃって)特派員」!! といってもどちらかというと体育会系の「書くより先に走り出す」男気集団。 普段気の利いたセリフなど使ったことのない彼らから果たしてどんなレポートが届くのやら… やる気は十分。スキルは未知数。 とりあえず勢いで始めたこの「特派員」レポートからどんなニュースが飛び出すか? 「(なんちゃって)」が取れる日は来るのか?? 「特派員」たちの 成長にも期待して、暖かい目で応援お願いします!

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