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「IWC2016KOBE」SAKE部門トロフィー受賞蔵の声

2016 05.24
トロフィー受賞酒

トロフィー受賞酒

各カテゴリーから1銘柄だけのトロフィー

ワインのコンペティションとして世界最大規模を誇る「INTERNATIONAL WINE CHALLENG」。その中に日本酒=SAKEのカテゴリーが加わったのが2007年。10年目となる今年、念願でもあった正式な形での日本開催が実現しました。

審査は、5月16〜18日にかけて灘にある白鶴酒造で、発表などのセレモニーは5月20日に三ノ宮の生田神社会館で行なわれました。国内開催ということもあり、これまでで最高となる1282銘柄の応募があり、その中から、59の金賞、196の銀賞、245の銅賞の銘柄が選ばれました。

そして、各カテゴリーから選ばれるトロフィーはただ1つ。7月7日にロンドンで行なわれる「チャンピオンSAKE」の発表に進むことができます。
表彰式ではIWCのマネージング・ディレクター、アンドリュー・リード氏より、受賞蔵の代表に盾が手渡されました。ちょっと持たせていただきましたが、ずっしりと重い!ものでした。

トロフィー受賞蔵のみなさま

トロフィー受賞蔵のみなさま

===各部門トロフィー受賞酒===

普通酒 部門        「蓬莱 天才杜氏の入魂酒」(有)渡辺酒造店(岐阜県)
本醸造 部門        「本醸造 南部美人」(株)南部美人(岩手県)
純米酒 部門        「出羽桜 出羽の里」出羽桜酒造(株)(山形県)
純米吟醸酒 部門  「御慶事 純米吟醸」青木酒造(株)(茨城県)
純米大吟醸酒 部門           「天の戸 純米大吟醸35」浅舞酒造(株)(秋田県)
吟醸 部門           「出羽桜 桜花吟醸」出羽桜酒造(株)(山形県)
大吟醸 部門        「陸奥八仙 大吟醸」八戸酒造(株)(青森県)
古酒 部門           「古酒 永久の輝」宮下酒造(株)(岡山県)
スパークリング酒 部門     「スパークリング酒 匠」土佐酒造(株)(高知県)

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「一昨年もトロフィーをいただき、再び私たちの元に帰って来てくれたと、感慨ひとしおです。このお酒は飛騨では一番飲まれているお酒。岐阜県人としても誇らしい思いです.加えて、今年で10年目を迎えるアメリカ人の蔵人のためにもアメリカでもっと飲まれたらいいなぁ、と思っています」(渡邊久憲社長)

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「吟醸造りの技術を使った本醸造造りに取り組んで来たことが実を結んだと思い、うれしく思います。しかし、それよりも、IWCという世界最大のワインコンペティションにSAKE部門を立ち上げていただいた先輩たちのお力に敬意を表するとともに、その、世界基準で審査される競技会で賞を取ったということが、造っているもの、地元二戸の人たち一同の誇りになってくれたら、と思います。世界で飲まれるようになった日本酒の聖地は日本ですから、飲んでいるところを見せつけてほしい」(久慈浩介社長)

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「今回は出羽の里で受賞させていただきました。2008年に「一路」で賞をいただいた時にも思いましたが、今回もそうなるのではないかと思うのですが、地元の方々に愛されて「出羽櫻」は成り立っているのですが、地元でもあまり日本酒を飲まない人たちも「世界的な賞を取ったお酒とはどんな酒だろう、飲んでみたい」と手に取っていただきました。今回の受賞は、日本酒の魅力を新たな人たちに伝えるという役割を授かったと思っています。それぞれのカテゴリーでの飲み比べを楽しんでいただくことで、日本酒の楽しさを知っていただければ、と思います」(仲野益美社長)

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「世界的なコンペティションで部門賞をいただいたということで、家族・従業員一同、驚いています。本当に少ない人数で酒造りをしており、今回の受賞酒は酒米が常陸錦、酵母がSYSと、いずれも茨城のものです。それで世界的な賞をいただけたことが、造り手の私たちはもちろん、いつも飲んでくださっている地元の人たちにも誇りと励みになったのではないかと思います。これからももっと上を目指していきたいと思います」(青木知佐さん)

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「秋田県横手市の浅舞というところで、蔵から半径5km以内のお米で純米酒を造っています。今回の受賞は本当に思いがけなく、ありがたく思っています。日頃、『天の戸』を飲んでくださっているみなさまに感謝します。「お酒はお米から」をモットーに、米造りからの酒造りを続けておりまして、これを機会に、お米のことにも注目していただければうれしいと思います。お米作りから、ラベル貼りまで、お酒造りに携わってくださった方がたに感謝申し上げます」(柿崎常樹社長)

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*前出参照

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「今回の受賞は光栄で驚いています。社員でお酒を造るという目標を立て、ようやく5年目で出品した結果、このような賞をいただき、驚くと共に、蔵人にはとても自信になったと思います。青森県産酒造好適米・華想いを使用しているのですが、10年前から山田錦を使うことをやめております。地元に合ったよい酒米があるのでしたら、それを使うことに挑戦していくことが本来の地酒造りではないかと思っております。地元に帰ったら、蔵人たちには、自信を持って造っていけと言ってやりたいと思います」(駒井庄三郎社長)

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「1993年に造られた、23年前のお酒です。ワインにしてもウィスキーにしても、世界的に見て、古酒・熟成酒の評価が高くなっている中で、日本酒の熟成酒として評価されたということは非常に光栄であり、これからに新たな日本酒のあり方に寄与できるのではないかと思っています。『永久の輝き』という名のとおり、澄んだ琥珀色が評価につながったのではないかと思っています。これを励みに新たな酒造りに取り組んでいきたいと思います」(宮下附一竜社長)

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「普通酒ばかり使っている蔵ですが、スパークリングで賞をいただき、ほんとうにうれしいです。地元は、かつて5万人いた人口も今は1万。世界に目を向けなければと2年前から輸出を始めました。そんな中、台湾人の友人、ジョンに『なぜ、あなたのお酒には泡がないのか?』と聞かれ、それから苦労を重ねて完成させたものです。早くジョンに報告して一緒に喜びたいと思います」(松本宗己社長)

「IWC2016KOBE」SAKE部門トロフィー受賞蔵の声

written by伝々

【伝々(でんでん)】こと、ライターの伝農(でんのう)浩子です。 音楽雑誌編集部や旅行を扱う編集プロダクションを経てフリーランスに。 国内外を扱うガイドブックで取材スタッフを続けた後、人物インタビュー、中でも日本に住み日本の伝統文化を継いでいる外国人、日本の伝統文化を海外に広めている人などを、また、ビアトリクス・ポターと「ピーターラビット」シリーズなどをテーマに取材、執筆、撮影。 その一方で、1993年から、ある日本酒の会の試飲会を手伝い、幸せそう〜に帰っていく人たちを見送ってきました。数年前からは、日本酒を取り巻く状況もテーマとなっています。 *****過去記事***** 日本酒関係  日本酒以外

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