Report

「IWC2016KOBE」SAKE部門、10年目を迎えて

2016 05.24
審査は完全完全ブラインドティスティングで。

審査は完全完全ブラインドティスティングで。

優れたお酒は逃さない。敗者復活戦もある審査

5月16日〜18日の日間に渡って行なわれた「INTERNATIONAL WINE CHALENGE SAKE部門」の審査は、例年の規則に則り、日本人と外国人半々からなる57名の審査員がチームを組み、完全ブラインド・ティスティングによって、行なわれました。

審査は白鶴酒造のホールで行なわれました。

審査は白鶴酒造のホールで行なわれました。

最終日の18日、審査会場を見学させていただきました。2012年に見学させていただいた時には、大勢の審査員が意見を戦わせ、活気のある様子でしたが、さすがに最後の詰めとなる今回は、緊迫した空気が漂い、意見交換もより慎重さが感じられます。

三ノ宮の生田神社。神戸の酒樽がずらり。

三ノ宮の生田神社。神戸の酒樽がずらり。

審査の結果は、1日置いた20日、神戸市三ノ宮にある生田神社の生田神社会館で行なわれました。暑いくらいの快晴に恵まれた1日となりました。

まず、これまでの受賞酒を試飲。これもうれしいですね。

まず、これまでの受賞酒を試飲。これもうれしいですね。

会場と同時に、これまでの受賞酒を試飲できるという贅沢さ(こちらは、それどころではなかったので、試飲は叶わなかったのですが……)。

試飲会場でゴールドメダルが発表され、試飲を開始!

試飲会場でゴールドメダルが発表され、試飲を開始!

審査結果の発表は、コ・チェアマンの大橋健一 氏より。

後の記者会見でも同氏より説明がありましたが、一度、ジャッジして選出したあと、こぼれたものがないか、選ばれなかったものを再度、審査するのだそうです。敗者復活戦もあるという念の入れよう。

そうして選ばれたゴールドメダルは末尾の通りです。

(2011年に行なわれた東京での審査の様子はこちら

受賞歴最多の出羽櫻酒造が初代「最優秀蔵賞」に(右上)。アワード功労者にも感謝の盾が。(下段)

受賞歴最多の出羽櫻酒造が初代「最優秀蔵賞」に(右上)。アワード功労者にも感謝の盾が。(下段)

10周年となる今年は、特別賞として、これまでの10回の中でもっとも受賞数の多かった酒蔵・出羽櫻酒造に「最優秀蔵賞」が授与されました。また、同蔵は、今回、純米酒と吟醸酒でW受賞と、その実績の確かさを証明する形となりました。

SAKE部門の開設に尽力された方がたも感謝の表彰を。左から初代佐浦弘一社長から市島健二前会長 、関谷健会長(左写真)、左から、酒サムライコーディネーター兼IWCアンバサダーの平出淑恵さん、酒サムライ・ロンドン代表兼IWCアンバサダーの吉武理恵さん、酒サムライ事務局 IWC 部門 入江啓祐さん。

会場にてのスナップ写真をご覧下さい。

会場にてのスナップ写真です。

===ゴールドメダル受賞酒===

★=トロフィー、△=県名トロフィー&地名トロフィー(次席)

◆◆ 普通酒部門 ◆◆
01)「蓬莱 天才杜氏の入魂酒」(有)渡辺酒造店(岐阜県)★
02)「小町桜」(有)渡辺酒造店(岐阜県)▲
03)「梅錦 秀逸」梅錦山川㈱(愛媛県)

◆◆ 本醸造部門 ◆◆
01)「桃川 特別本醸造」桃川㈱(青森県) ▲
02)「本醸造 南部美人」㈱南部美人(岩手県)★
03)「福寿 本醸造 寒造り」㈱神戸酒心館(兵庫県)
04)「嘉美心 秘宝 本醸造」嘉美心酒造㈱(岡山県) ▲

◆◆ 純米酒部門 ◆◆
01)「やまとしずく 山廃純米」秋田清酒㈱(秋田県) ▲
02)「特別純米酒 大納川」備前酒造本店(秋田県)
03)「米から育てた純米酒」天寿酒造㈱(秋田県) ▲
04)「出羽桜 出羽の里」出羽桜酒造㈱(山形県)★
05)「辯天 特別純米酒 つや姫」(資)後藤酒造店(山形県)
06)「大和屋善内 純米生詰」㈲峰の雪酒造場(福島県)
07)「今宵は燗だね 花の舞」花の舞酒造㈱(静岡県) ▲
08)「甲斐の開運 北麓」井出醸造店(山梨県)
09)「壱 生酛 純米酒」㈱神戸酒心館(兵庫県) ▲
10)「極聖 特別純米 山田錦」宮下酒造㈱(岡山県) ▲
11)「金陵 純米酒 山廃仕込み」西野金陵㈱(香川県)
12)「石鎚 無濾過純米」石鎚酒造㈱(愛媛県) ▲

◆◆ 純米吟醸酒部門 ◆◆
01)「勝山 純米吟醸 献」仙台伊達家勝山酒造㈱(宮城県)
02)「御慶事 純米吟醸」青木酒造㈱(茨城県)★
03)「大観 雄町 純米吟醸」森島酒造㈱(茨城県) ▲
04)「渓流 純米吟醸」㈱遠藤酒造場(長野県)
05)「本洲一 無濾過純米吟醸」(名)梅田酒造場(広島県)
06)「京ひな 純米吟醸 内子座」酒六酒造㈱(愛媛県)

◆◆純米大吟醸酒部門 ◆◆
01)「純米大吟醸 じょっぱり 華想い」六花酒造株式会社(青森県) ▲
02)「天の戸 純米大吟醸35」浅舞酒造㈱(秋田県)★
03)「太平山 純米大吟醸 游神」小玉醸造㈱(秋田県) ▲
04)「出羽桜 愛山」出羽桜酒造㈱(山形県) ▲
05)「米鶴 鶴翔 山廃純米大吟醸」米鶴酒造㈱(山形県) ▲
06)「会津ほまれ 純米大吟醸」ほまれ酒造㈱(福島県)
07)「純米大吟醸雫酒 金之丞」奥の松酒造㈱(福島県)
08)「水芭蕉 純米大吟醸 」永井酒造㈱(群馬県) ▲
09)「水芭蕉 純米大吟醸 翠」永井酒造㈱(群馬県)
10)「尾瀬の雪どけ 純米大吟醸」龍神酒造㈱(群馬県) ▲
11)「大信州 梓水龍泉」大信州酒造㈱(長野県) ▲
12)「越の誉 純米大吟醸」原酒造株式会社(新潟県) ▲
13)「羽根屋 純米大吟醸 50 翼」富美菊酒造㈱(富山県)
14)「梵 吟撰」(資)加藤吉平商店(福井県)
15)「梵 日本の翼」(資)加藤吉平商店(福井県) ▲
16)「金雀 精米40%」㈲ 堀江酒場(山口県) ▲

◆◆ 吟醸部門 ◆◆
01)「陸奥八仙 ピンクラベル」八戸酒造㈱(青森県)
02)「出羽桜 桜花吟醸」出羽桜酒造㈱(山形県)★

◆◆ 大吟醸部門◆◆
01)「陸奥八仙 大吟醸」八戸酒造㈱(青森県)★
02)「九郎左衛門 雄町」㈲新藤酒造店(山形県)
03)「愛友 大吟醸」愛友酒造㈱(茨城県) ▲
04)「白菊 金賞受賞酒 大吟醸」白菊酒造㈱(茨城県) ▲
05)「立山 無濾過大吟醸 愛山原酒」立山酒造㈱(富山県)
06)「燦然 大吟醸」菊池酒造㈱(岡山県) ▲
07)「大吟醸 肥前杜氏」大和酒造㈱(佐賀県)

◆◆ 古酒部門 ◆◆
01)「甲子 汲古」㈱飯沼本家(千葉県) ▲
02)「渓流 大古酒」㈱遠藤酒造場(長野県)
03)「吟醸 古原酒」相生ユニビオ㈱(滋賀県)
04)「沢の鶴 1973年醸造古酒」沢の鶴㈱(兵庫県) ▲
05)「古酒 永久の輝」宮下酒造㈱(岡山県)★
06)「華鳩 貴醸酒 8年貯蔵」榎酒造㈱(広島県) ▲
07)「三井の寿 山廃純米古酒」㈱みいの寿(福岡県) ▲

◆◆ スパークリング酒部門 ◆◆
01)「松竹梅白壁蔵 澪 スパークリング清酒」宝酒造㈱(京都府)
02)「スパークリング酒 匠」土佐酒造㈱(高知県)★

■■ IWC Great Value Sake (グレートバリューサケ) ■■
01)普通酒「小町桜」有限会社渡辺酒造 (岐阜県)
02)普通酒「米鶴 醇成」米鶴酒造株式会社(山形県)
03)純米酒「七賢 風凛美山」山梨銘醸株式会(社山梨県)

■■ 最優秀蔵賞 ■■
01)出羽櫻酒造

 

「IWC2016KOBE」SAKE部門、10年目を迎えて

written by伝々

【伝々(でんでん)】こと、ライターの伝農(でんのう)浩子です。 音楽雑誌編集部や旅行を扱う編集プロダクションを経てフリーランスに。 国内外を扱うガイドブックで取材スタッフを続けた後、人物インタビュー、中でも日本に住み日本の伝統文化を継いでいる外国人、日本の伝統文化を海外に広めている人などを、また、ビアトリクス・ポターと「ピーターラビット」シリーズなどをテーマに取材、執筆、撮影。 その一方で、1993年から、ある日本酒の会の試飲会を手伝い、幸せそう〜に帰っていく人たちを見送ってきました。数年前からは、日本酒を取り巻く状況もテーマとなっています。 *****過去記事***** 日本酒関係  日本酒以外

この執筆者のすべての記事を読む

Related Article