レポート

Report

灘の酒をご存知ですか

2019 03.25

灘の酒蔵「19蔵」が神戸・元町6丁目商店街に!

2019/3/22(金)と23(土)の2日間神戸・元町6丁目商店街にて「モトロク灘の酒ストリート2019」が開催されました。皆さん、「灘の酒」と言われると「白鶴、大関、日本盛、菊正宗、沢の鶴」と超・大手ばかりのイメージではありませんか? 実は灘には大小色々な酒蔵があります。そういう私も神戸に戻ってくるまで灘五郷酒造組合に「26」も酒蔵が所属しているとは全く知りませんでした。その中の「19蔵」がこのイベントに参加しています。その数だけでも私なんかはやっぱり灘は凄いなぁと思ってしまいます。しかし、正直に言わせてもらうと「灘の酒」というだけで「大手の酒はいいや」と敬遠していました。折角、神戸に移住したのにそれではいかんだろうと今回イベントに足を運んだわけです。
会場の神戸・元町6丁目商店街は、商店街の一番西、そして一番最後(入り口?)です。入り口前と5丁目商店街との境には、菰樽が置かれてイベント気分を駆り立てます。

moto6-1
5丁目と6丁目の間に樽があります

気になっていた酒蔵は・・・

チケット売り場で5枚500円のチケットを買って、各蔵のブースでお酒と交換します。お酒の種類によって1枚から3枚まで。高くても300円なんです。量は40mlくらいでしょうか。どこもプラカップのギリギリまで入れてくれるので、移動が大変(笑)。受け取ったらまず一口呑まなければ!という感じです。5,6蔵のブースが纏まっていて、酒蔵ブースの間に料理屋台が3軒ほど出店していて、立ち飲みテーブルや座って呑めるスペースがあるのが繰り返される感じです。18時を過ぎると人が増えて空いている呑み場所を探すのが大変な状態に。結局途中からはずっと歩きながら呑んでました。

最初は、ちょっと気になっていた浜福鶴のブースへ。基本かなと「浜福鶴 生酛純米辛口(1枚)」からスタートです。いきなり旨味と酸味のバランスが良い好みの味! 次は「德若 純米吟醸」と思ったらなんと「10年熟成(さすがに3枚)」。ラベルも貼ってなくて、蔵でしか買えないものでした。これは綺麗に熟成していて、おだやかなお味で飲みやすいです。続けて、「島美人 純米酒(1枚)」と「寶娘 純米原酒(1枚)」と気になっていた初めての酒蔵ばかりを試飲。「そろそろ燗酒がのみたいなぁ」と思ったら、大黒正宗のブースに燗酒があるではありませんか。提供酒が5種類あったのですが、吟醸系ではないのは純米原酒だけだったので、これかと思って頼んだら、燗酒は「吟醸しぼりたて」! 驚きましたが、スペックだけで判断してはいけませんね。非常に味が豊かなおいしい燗でした。
料理も場所が確保できないので結局1皿だけ。でもこれが大当たり! 「神戸牛コンビーフとミートローフ」なのですが、これは旨いです(写真の見た目が悪いのは私のせい)。

moto6-3
(左上)兵庫県ブース(右上)神戸牛コンビーフとミートローフ(左下)浜福鶴ブース(右下)德若純米吟醸10年熟成(中央)百黙

有名蔵はどうなんだろう

今回気になっていたことのひとつに「有名蔵はどんな銘柄を出してくるのだろうか」というのがありました。こちらも全蔵呑むことはできない(有名蔵も多い・・・)ので、3蔵にチャレンジしました。
まずは「菊正宗」。兵庫県でしか発売されていない「百黙(ひゃくもく)」を3銘柄フルラインナップ(純米大吟醸、純米吟醸、Alt.3)していました。蔵の方が違いを丁寧に説明していただけた中で、一番気になった「百黙 Alt.3(3枚)」を選択(Alt.はalternativeの略)。これは経験豊富な蔵のブレンダーによる複数酒類のブレンドという事でした。確かに香りもありつつ、味も複雑。いろいろと合わせる料理を考えたくなるお酒でした。これはレストランでペアリングされた料理と呑みたいお酒ですね。
次は「白鷹」。ここでは初めて見た「悦蔵(えつぞう)特別純米一ツ火(2枚)」」という銘柄を選択。一ツ火というのは1回火入れという意味ですね。3年目の新しい銘柄で去年までは蔵のオンラインショップでしか販売していなかったもので、今年から7軒の酒屋だけ卸されています。大阪1軒を除いてはすべて兵庫ですね、というか5件が神戸。とても上品なまとまりがある、和食に合わせたいお味でした。最後は「剣菱」。ここの燗酒を見ると我慢できないので、ベタですが「黒松剣菱」の燗(1枚)。これはコメント不要という事で。
他にも「白鶴」「白鹿」「沢の鶴」「櫻正宗」、最近東京でもよく見かける「福寿」や「仙介」等で気になる銘柄がありましたが、全蔵呑むことはできないので泣く泣く見送りました。
定番から新しい銘柄まで色々と出している蔵が多かったので、色々と試せてとてもいいですね。

moto6-2
(左から)剣菱、白鷹、德若、島美人

他にもいろいろありました

灘の酒だけでも呑み切れないのですが、加えて兵庫県の31蔵が共同ブースで1~2銘柄ずつ出品していました。ここにも初めての酒蔵が沢山。。。後ろ髪をひかれながら会場を出ました。その頃には酒蔵有志によるバンド演奏なども始まり、人は増えるばかりです。呑みすぎ注意のイベントでした。

moto6-4

<参加された灘の酒蔵(出品酒リスト順)>
大関、日本盛、白鷹、辰馬本家酒造(白鹿)、松竹梅酒造(灘一)、大澤本家酒造(寶娘)、北山酒造(島美人)、万代大澤醸造(德若)、沢の鶴、太田酒造(千代田蔵)、宝酒造(松竹梅白壁蔵)、浜福鶴銘醸、櫻正宗、白鶴酒造、菊正宗酒造、剣菱酒造、神戸酒心館(福寿)、泉酒造(仙介)、安福又四郎商店(大黒正宗)

灘の酒をご存知ですか

written byけんけん

けんけんこと、岡 健一郎(おか けんいちろう)です。日本酒を飲み始めて20年。年を追うごとに日本酒が好きになっていき、今では周りの若い人に日本酒を薦めています。2017年までは普段はIT関係の仕事をして、夜には呑みに行ったり、家呑みしたりの日々を過ごしていました。 sakefanサイトをご覧いただいている多くの方と同じ立ち位置からの発信をしていければと思って始めたこのコラムですが、勤めていたIT企業を辞めてネット専業の酒屋になりました(それだけではありませんが)。 また日本酒ラベルのコレクターとしては集めたラベルのデジタル化(blog化)を始めました。ご興味のある方はご覧くださいSAKE-LABEL.COM(https://sake-label.com)

Hot Entry

sakefanについて

「sakefan」は日本酒ファンと蔵元をつなぐコミュニティサイトです。
日本酒の楽しみ方提案や、蔵元を中心にした地域の紹介などを通じて、みなさまとともに日本酒業界の活性化を目指していきたいと思います。
Facebookページ共々、ご愛顧いただけますようお願い申し上げます。

運営者情報

サイト名 
日本酒ファンのための情報サイト「sakefan」
運営会社 
高桑美術印刷株式会社
連絡先  
info@sakefan.net

お問い合わせ

一般のユーザさまへ

記事などのご質問はこちらからお願い致します。

お問い合わせ

蔵元さまへ

FACEBOOKの登録、イベントの告知希望などのお問い合わせはこちらからお願い致します。

お問い合わせ