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世界一美味しい日本酒。「SAKE COMPETITION 2019」、受賞者の想いは?

2019 06.13

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世界一美味しい日本酒を決める。

今年で8年目を迎えたコンペティション、「SAKE COMPETITION 2019」の入賞酒が決定し、その表彰式が6月10日、ザ・ペニンシュラ東京で開催されました。

海外で作られら酒がエントリーする海外部門もあるとあって、日本国内のみならずアメリカ・カナダ・メキシコ・ブラジル・スペイン・ニュージーランドといった世界各地から、総勢426蔵の1,919点が出品され、各部門の上位入賞酒が発表され、来場した蔵元さんたちが表彰を受けました。一様に感極まった様子で、言葉少なに伝える様子から、その思いの深さが伝わるようでした。

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先立って行われた審査会では、審査はブラインドで行われ、香味の調和や特性が日本酒の品格や引用の特性などからみて良好か否かを、各自、5段階で評価されました。

さらに今年から、「おつまみグランプリ」がスタート。こちらも目ば離せないですね、

以下、発表順にご紹介します。

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「スパークリング部門」

飲用時に炭酸ガスを感じられる活性清酒。目安としては3.0ガスボリューム異常程度。
GOLD 3点/SILVER 4点/部門出品数68点

1「出羽鶴 awa酒 明日へ」秋田清酒株式会社(秋田県県)
(蔵元の来場はなし)
2「SPARKLING RAIFUKU」来福酒造株式会社(茨城県)
3「八鹿 スパークリングNiji」八鹿酒造株式会社(大分県)
プレゼンターは、ファッションブランドデザイナーでもあるマリエさん。
 

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「純米酒部門」

―「純米酒」の表示がある日本酒。「特別純米酒」、「山廃純米酒」、「生酛純米酒」も含む。
GOLD 10点/SILVER 43点/予審通過170点/部門出品数495点

1「宝剣 純米酒 レトロラベル」宝剣酒造株式会社(広島県)
「今年の酒造りは本当に苦しかった………。でも、苦しんでよかった」
2「美丈夫 特別純米酒」有限会社濵川商店(高知県)
3「宝剣 純米酒 広島夢酵母」宝剣酒造株式会社(広島県)
プレゼンターはラジオのMCも務める歌手のGAKU-MCさん。
 

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「純米吟醸部門」

―「純米吟醸酒」の、または「純米吟醸酒」と判断できる表示がある日本酒。「山廃純米吟醸酒」、「生酛純米吟醸酒」も含む。
GOLD 10点/SILVER 52点/予審通過201点/部門出品数578点

1「飛露喜 純米吟醸」合資会社廣木酒造本店(福島県)
「自己採点ではあまり良くなかったのですが、受賞できてとても嬉しい」
2「磯自慢 純米吟醸」磯自慢酒造株式会社(静岡県)
3「鈴鹿川 純米吟醸」清水清三郎商店株式会社(三重県)
プレゼンターはラジオパーソナリティーのレイチェル・チャンさん。
 

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「純米大吟醸部門」

―「純米大吟醸酒」の、または「純米大吟醸酒」と判断できる表示がある日本酒。「山廃純米大吟醸酒」、「生酛純米大吟醸酒」も含む。
GOLD 10点/SILVER 40点/予審通過148点/部門出品数480点

1「作 朝日米」が獲得」清水清三郎商店株式会社(三重県)
「今年は苦労が多かったと思います。杜氏はよく頑張っていい酒にしてくれた」
2「太平山 純米大吟醸 天巧35」小玉醸造株式会社(秋田県)
3「萩の鶴 純米大吟醸」萩野酒造株式会社(宮城県)
プレゼンターは映画監督の松居大悟さん。

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「吟醸部門」

―「吟醸酒」、または「吟醸酒」と判断できる表示がある日本酒。「山廃吟醸・大吟醸酒」、「生酛吟醸・大吟醸酒」も含む。
GOLD 10点/SILVER 11点/予審通過69点/部門出品数206点

1「天上夢幻 大吟醸 山田錦」株式会社中勇酒造店(宮城県)
「今年は蔵人も少なく、酒造りもギリギリでしたが、いい酒ができてよかった」
2「極聖 大吟醸」宮下酒造株式会社(岡山
3「白菊 特別限定 大吟醸」合資会社廣瀬商店(茨城
プレゼンターはモデルの浦浜アリサさん。
 

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Super Premium部門」

―この1本を飲むことに憧れるような日本酒が生まれて欲しいという願いから、中田英寿さんの発案で2016年にスタート。
GOLD 3点/SILVER 3点/部門出品数64点

1「十四代 龍泉」高木酒造株式会社(山形県)
「2012年、2013年に純米大吟醸部門で受賞することができ、それ以降は受賞できずに相当苦しみました。受賞トロフィーを体調不良で家にいる父に持って帰ることができ、少しは親孝行ができたのかなと思います」
2「刈穂 滄溟海 純米大吟醸」秋田清酒株式会社(秋田県)
3「作 智」清水清三郎商店株式会社(三重県)
プレゼンターは実行委員を務め、十四代で日本酒に目覚めたと語る中田英寿さん。
 

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「海外出品酒部門」

―海外で作られた米を原料として、海外にある醸造所で醸造された醸造酒。
GOLD 1点/SILVER 2点/部門出品数28点

1「Coastal Ginjo」Sequoia Sake Company(アメリカ)
「私一人ではここまで来れませんでした。妻、娘、ビジネスパートナー、酵母をくれた方、米を育ててくれたカリフォルニアの農家の方たちのおかげです。日本で認められるお酒を造れたのは嬉しいです。世界中に認められる日本酒を作りたい」
プレゼンターは前田智子さん。
 

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「ダイナースクラブ若手奨励賞」 

−次世代の作り手応援のため、40歳以下で特定名称酒部門の最上位入賞酒醸造責任者へ贈る。

「萩の鶴純米大吟醸」萩野酒造株式会社(宮城県)
「受賞した実の弟である佐藤善之は、非常にまじめで頼りにしています。本人が一番喜ぶと思います」
プレゼンターは五十嵐幸司さん。
 

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JAL空飛ぶSAKE省賞」 
―国内でも希少な純米酒を海外にも知ってもらいたいと、純米酒の3部門を対象にする。

「御慶事 純米吟醸 雄町」青木酒造株式会社(茨城県)

「とてもびっくりしています。少ない人数ながら酒造りをしています。いい報告ができます」
プレゼンターは和才可奈さん。
 

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「おつまみグランプリ」

日本酒のプロフェッショナル達が選ぶ最も日本酒に合うおつまみをと、今年初開催。
全84品出品

「九十九里浜蛤酒蒸し」株式会社正上(千葉県)
「第1回に受賞できて大変感激しています。お醬油をベースとした和食を作っていると自負している中で、和食の真髄を作っている日本酒の蔵元さんに選んでいただき、大変感慨深い」
プレゼンターは渡邊千帆さん。
 

受賞者のみなさん

受賞者のみなさん


 

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「Sake Competition」審査会の様子
ジャーナリスト、蔵元などが一緒に審査する。

 

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「おつまみコンテスト」審査会の様子
蔵元さんたちが真剣な顔で審査、でも美味しそうです。

 

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緊張の発表会の後は、笑顔満面の祝賀パーティ。

 

当初より、「現在買い求められる市販酒」という規定に「美味しいおつまみ」が加わり、より飲み手の心に近いコンペティションへと進化してい流ように思えます。

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世界一美味しい日本酒。「SAKE COMPETITION 2019」、受賞者の想いは?

written by伝々

【伝々(でんでん)】こと、ライターの伝農(でんのう)浩子です。 音楽雑誌編集部や旅行を扱う編集プロダクションを経てフリーランスに。 国内外を扱うガイドブックで取材スタッフを続けた後、人物インタビュー、中でも日本に住み日本の伝統文化を継いでいる外国人、日本の伝統文化を海外に広めている人などを、また、ビアトリクス・ポターと「ピーターラビット」シリーズなどをテーマに取材、執筆、撮影。 その一方で、1993年から、ある日本酒の会の試飲会を手伝い、幸せそう〜に帰っていく人たちを見送ってきました。数年前からは、日本酒を取り巻く状況もテーマとなっています。 *****過去記事***** 日本酒関係  日本酒以外

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