箸休め

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酒米復活物語「雄町」(前編)

2017 11.01

1859(嘉永4)年に発見され、栽培が始まった雄町。明治時代には、すでに優れた酒米として知られていた。ただし、通常でも1.6m、時に1.8mにもなるほどの背丈で倒れやすく、病害虫にも弱いため、作るのは困難だった。
やがて、赤磐郡軽部村々長の加賀美章さんが、酒米として精力的に全国の酒蔵へ広報活動を行い、広く使われるようになると、昭和初期には全国新酒鑑評会で雄町の酒が1〜20位を占めるほどとなった。ところが、もともと作りにくい上に、第2次世界大戦下で食管法が変わり、値段も下がると、作る農家は激減。1973(昭和48)年には、3haにまで減少してしまい、忘れ去られようとしていた。
そんな時、雄町の存在に注目したのが、同じく軽部村の利守酒造・利守忠義現社長。「あの頃は地元の農家さんへお酒の配達で回っていたのですが、忘れもしない昭和45年11月のある日、夕方の4時頃でした。ある農家の玄関に丈の長い稲が、年度ごとにずらりと並んで下げられていたんです。それは壮観でした。これが雄町という稲か、と。その時は丈の長さに驚きました」。

【English: http://sakefanworld.info/sake-column/omachi-the-story-of-revived-sake-brewing-rice-part1/ 】

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酒米復活物語「雄町」(前編)

written by伝々

【伝々(でんでん)】こと、ライターの伝農(でんのう)浩子です。 音楽雑誌編集部や旅行を扱う編集プロダクションを経てフリーランスに。 国内外を扱うガイドブックで取材スタッフを続けた後、人物インタビュー、中でも日本に住み日本の伝統文化を継いでいる外国人、日本の伝統文化を海外に広めている人などを、また、ビアトリクス・ポターと「ピーターラビット」シリーズなどをテーマに取材、執筆、撮影。 その一方で、1993年から、ある日本酒の会の試飲会を手伝い、幸せそう〜に帰っていく人たちを見送ってきました。数年前からは、日本酒を取り巻く状況もテーマとなっています。 *****過去記事***** 日本酒関係  日本酒以外

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